夢のような4日間
子宮外妊娠により緊急で大きな病院受診後、すぐに入院決定。
一応、手術を担当する先生に聞いてみました。
「もう、ダメなんですよね?もしかしたら、子宮に赤ちゃんいるってことも、可能性はゼロなんですよね?」
「万が一、ということはありますが、万が一です。その程度です。」
・・・
「わかりました。手術受けます。お願いします」
なんだかんだ、手術室が空かなくてそこから4~5時間待って、
夜10時近くにやっと手術開始。
夫は会社を早退して、手術開始までずっと待っていてくれました。(コロナで病室には入れなかったのに・・・)
手術は全身麻酔下による、腹腔鏡手術でした。もちろん、全身麻酔なんて初めての経験です。
手術の感想は、「本当に、寝て起きたら終わっているんだなぁ」です。
尿道の管が入っていて気持ち悪くて、その日は全く眠れませんでした。
朝が来ても「自分の家ではないどこか」でただ横になっている、という感覚で。
でも、咳をするとおなかの傷が痛む。
それで、「あぁ、手術したんだっけ」と現実に戻る、
入院していた4日間はずっとそんな感じでした。
ふわふわとした4日間が過ぎ、退院の日。
おなかの傷は少し痛む程度で、体は割と元気でした。
自分で車を運転して、帰宅。
4日間お風呂に入ってなかったので即シャワーを浴びました。
担当医から次回の再診日まで入浴不可、と言われていたため、このブログを書いている今現在もまだ入浴できていません(涙)はやくお湯に浸かりたい・・・
退院日が土曜日だったので夫も家にいました。
「赤ちゃん、いなくなっちゃったよ」というと、夫が見た夢のことを話してくれました。
「手術して、赤ちゃんを取り出した後、お医者さんが、赤ちゃん頑張ったねって拍手していたよ」
それを聞いて、初めて泣けました。
あぁ、本当にもうおなかに赤ちゃんいないんだなぁ、
夫に申し訳ないなぁ、お母さんも楽しみにしていたのに。
でも、赤ちゃんは頑張ってくれたんだよな、
ちょっと場所を間違えただけなのに。育ててあげられなくてごめんね。
色々な気持ちがあふれてきました。
それは、手術から2週間経ったいまでも毎日思っていることです。
たぶん、時間薬って言葉があるくらいだから、何日か何か月後かわからないけれど、
きっと気持ちが楽になってくれる時が来るんだろうと思います。
でもやっぱり思ってしまうんです。
なんで私だった?どうして?
納得できる答えは無いとわかっています。
今はただ、つぎに向けて気持ちと体を整える毎日です。